人気なき戦い!
名称 | 人気なき戦い! |
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いつぞやの英式旋盤はどうなったかと言いますと、もう一年以上製作が止まったままで(ここまでは早かった)いろいろ他に優先事項があったり、無理解な上層部が工具の支給を渋り、よこさないので(孫堅かっつーの)数か月待ちになってしまったり、モチベーションが落ちたことと(鉄は熱いうちに打て)各機械に照明はないわ・・・テールストックの内部の台形ねじが「逆ねじ」の機械が半数以上あるわ・・・各機械に専用工具を保持する棚、その他フックは整備されていないし、ほかに優先すべき問題が山積みだったり・・・・せっせと機械改造しているときに、上が「足は現状のオリジナルパーツのままでいい!新造する必要なし!!」とか、馬鹿としか言いようがない無理解な命令を下すわ・・・(足は5000円くらいの低予算で簡単に作れます。足の記述は後日、これではない絞り旋盤制作日誌で詳しく触れさせていただきます。・・・いかにユニークな発言かということも判ると思います)
前回の池貝テールストック組直し作業時に参考にしたジャンクパーツは画像のテールストックです。(おそらく池貝ED-18と思われる)
同業の人は「うはぁ!ババッチイ機械・・・これだから考えのない小規模工業は・・・」と思われること必至ですが、そうでもありません
要はヘッド側のセンターとテールストック側のセンターがきちんと出ていることとテールストックのガタがないこと。その他要所を抑えていれば普通に使える機械になります
次からは別の機械の製作記に移行しますので、誤解はその時にでも・・・・解けたら・・いいな・・。
変速機側はベッドにただ乗っかってるだけ。(これから位置出しして固定します)テールストック側にはテールストックとベッドの間に移動式の上げ台(袴)をはかせてあります。こちらは調整済。袴が一番面倒でしょうか??(精度的に)
全然動かさずさらに横にエアコンがあって風にあたっていたら、無塗装部の一部が錆びてきました。そろそろ再開しないといけません
変速機は1年半前に廃業された同業のへら絞り屋さんから譲っていただいた機械からの部品取り。(工場内の設備全部かたずけるから・・・とユニック車を借りてきて操り、コンクリートハンマーではつり、チルローラーで移動させて運ぶ・・・ハイエナのような自分がふと見えてしまい自分でも自分が嫌になる)何故部品取りかと申しますと、比較的大きなヘッドなのに4.5尺旋盤のベッドについていたのでこちらの6尺に移植します。4.5尺はもっと小さな変速機で充分です。変速機は昭和40年代にベルト掛け絞り旋盤から単独ヘッドに改造する時期に業界ご用達の「東京変速機」のヘッドでビッグタイプとスモールタイプがあってビッグの方です(組み始めると、もっと良い変速機が手に入るというジレンマ)
ヘッド(変速機)は一般的なものを中心に大きなものは3メートル級の絞り旋盤製作可能な正面旋盤の変速機まで部品としてストックしてあります
「人気なき戦い」という言葉は、子供のころ親が取ってくれた学研の「学習」と「科学」の雑誌の「6年生の学習」の読者コーナーのまとめ役の登龍太という漫画家のセンセが自虐的に発言していた言葉だったのですが、当時は子供だったことと時期がずいぶんズレていた為に、「人気が無い進行」と「仁義なき戦い」をかけて「人気なき戦い」であったことが気が付きませんでした。
いろいろな雑誌を読んできたのですが、読者コーナーをまとめる担当さんの能力によって内容の面白さが、変わってくるのはもちろん(大抵つまらないですよね)常連のハガキ職人のマニアック度が異様に高くなる傾向があって「登龍太」というセンセのコーナーに代わってからの内容の濃さの違いを実感することにより、同じ人間に同じ仕事をさせても能力によって、こうも違ってくるのか・・と子供ながら舌を巻いたことがあります
さらに2年後くらいたって、「少年サンデー」を購読し始めたら、同じくハガキコーナーが、たしか・・「元祖サンデーファン」というタイトルで運営されており、もう・・・内容が、異質・・・凄い、、この一言に尽きるというか・・・
このコーナーを回していたのが「とんねるず」 芸能は、あまり好きではなかったので見なかったので(TV)詳しくはなかったものの「とんねるずの人気はダテじゃないんだな」と、しみじみ思ったものです
私も数年勤めていたことがあるのですが、バカだクズだこの先生きて頑張っても・・・とかよく言われました。
比較する対象があっての発言で今にして思うと「ずいぶん当時からひどかったんだなぁ」としみじみ考えるのです
玉拾いだけして帰ってきました。あとは85年版ビルマの竪琴の心温まるシーンのように「おやつのミルク」を配ったりとか
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制作事例
- 台形ねじ切り